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11.上絵(Overglaze Painting/Third Firing)

炎が当たらない窯の中央の高さに作品を詰める
11-4,窯出
1日ほど自然冷却させて、窯から出す
11-1,  金・銀・色絵を付ける
​・金・銀・パラジウムはそれぞれの器と筆を使います。薄めずに使いますが、固い場合は金油を少し加えます。筆を洗う時も金湯を使うので、洗う容器もそれぞれ用意します。
・色絵は水で溶いて使います。
11-2,  窯詰め
​・金・銀・パラジウムを塗った後は、指で触っても付かなくなる程度まで乾燥させます。
定着する温度は650~750℃あたりで、金・銀・マット金は少し定着温度に違いがあります。この差を考慮しながら、炎が当たらない窯の中央の高さ(上下の温度計の間)に詰めます。

*素焼きと焼成温度が近いですが、一緒に焼く事は出来ません。素焼で大量に発生する水蒸気は、絵付けに悪い影響を与えます。
11-3,  上絵焼成
時間(h)
温度(℃)
着火


















​5













 
450
650
​700
​100
工房のドアを開け、窯の部屋の換気扇を回します。スムーズに空気を通し、酸素を十分に確保する為です。
窯のダンパーを開け、オイルタンクのバルブを開き、バーナーに着火します。エアーを開き、炎の状態が同じようになるよう油量を調節します。少しの隙間を空けてドアを閉めます。30分後、炎の様子を再度確認します。
​  *ダンパー --- 排気の通り道にある板を開閉することにより、物理的に気体の流れを通したり妨げたりします。
焼成 (約 時間) 
冷却 (約 時間)
自然冷却します。
窯の扉を少し開けたまま、100℃/時間くらいのペースで、400~450℃まで上昇させます。金液に含まれる接着剤や溶剤から発生するガスを逃します。

窯の扉を閉めます。窯の中の温度が均一に成るようにしていきます。

上下の温度計の数値を見ながら、中央位置の温度を計算します。

設定温度になったら、5~10分程度温度を保持します。

火を止め、
ダンパーを閉めます。
オイルタンクのバルブを閉めます。
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